たんぱく質調整食品
たんぱく質とは
たんぱく質ってなに?
私たちの筋肉や皮膚、内臓、髪の毛、血液など、からだのあらゆる部分をつくるのに欠かせない栄養素です。
肉、魚、牛乳、乳製品、卵、大豆、大豆製品などに多く含まれています。
これらの食品に比べてグラムあたりの量は少ないですが、米や麦などの穀類にも含まれています。
多く含む食品
![肉、魚、牛乳、乳製品、卵、大豆、大豆製品などにはたんぱく質が多く含まれる](/navi/swp/wp-content/uploads/2017/09/tanpaku-guide-001.png)
少ないが含む食品
![少ないが米や麦などの穀類にもたんぱく質が含まれている](/navi/swp/wp-content/uploads/2017/09/tanpaku-guide-002.png)
腎臓とたんぱく質の関係
これらをからだの外に出す働きをするのが腎臓です。
なので腎機能が低下すると、老廃物がからだの中にたまってしまったり、
摂り過ぎたたんぱく質が腎臓に負担をかけて腎機能の低下に拍車がかかります。
腎機能を保つためにはたんぱく質の適切な制限が必要になります。
関連コラム
腎臓病における食事療法の重要性
![摂り過ぎたたんぱく質が腎臓に負担をかけて腎機能の低下に拍車がかかります](/navi/swp/wp-content/uploads/2017/09/tanpaku-guide-003.jpg)
食事療法をはじめる前に
たんぱく質を減らすには
たんぱく質が多い食品を食べなければいいのよね?というのは危険です。
動物性食品や大豆のたんぱく質は質の良いたんぱく質と言われ、からだにとって重要なものです。
食べ過ぎないということは大切ですが、不足してしまうと体調悪化の原因になります。
適切なたんぱく質の摂取量は腎機能の状態や体重などで変わってきます。必ず医師の指示に従ってください。
意外に多い主食のたんぱく質量
肉や魚などに比べて割合は少ないですが、米や麦などにもたんぱく質は含まれています。
ごはんやパン、麺類などの主食は肉や魚に比べてたくさん食べますよね。
グラムあたりのたんぱく質量は少ないですが、量を多く食べるこれらの食品由来のたんぱく質量は必然的に多くなります。
ごはんお茶碗1杯と同じたんぱく質量例
![ごはんお茶碗1杯と同じたんぱく質量例](/navi/swp/wp-content/uploads/2017/09/tanpaku-guide-004-1.jpg)
じゃあ、主食の量を減らせばいいのね!
いえいえ、主食を減らすとエネルギーの摂取量が減り痩せてしまいます。
エネルギーが不足すると痩せるだけでなく、からだの中のたんぱく質が分解され、たんぱく質を摂りすぎたときと同じ状態になります。
適正体重が維持できるエネルギー摂取が必要です。
たんぱく質調整食品を活用しよう
主食を替えよう
様々なたんぱく質調整食品がありますが、とくに主食をたんぱく質調整ものに替えることが食事療法の基本となります。
![主食を低たんぱく食品に替えるだけで沢山のプラス効果に繋がります](/navi/swp/wp-content/uploads/2020/09/tanpaku-guide-005.jpg)
米またはごはんの種類
たんぱく質調整米(またはごはん)
一般のお米からたんぱく質を除去してあります。除去の割合により、たんぱく質量が変わってきます。
![たんぱく質調整米(またはごはん)](/navi/swp/wp-content/uploads/2017/09/image44.jpeg)
でんぷん米
原料はコーンスターチ(とうもろこしでんぷん)、小麦でんぷんなど。「米」といっていますが、原料にお米はまったく使われていません。でんぷんをお米の形に成形して作っています。
![でんぷん米](/navi/swp/wp-content/uploads/2017/09/image55.jpeg)
![主食(ごはん180g当り)のたんぱく質量](/navi/swp/wp-content/uploads/2017/09/tanpakushitsuryo.jpg)
豆知識!たんぱく質調整米やでんぷん米は「洗う必要がない」
通常、洗米はお米の表面についている「ヌカ」を取り除くために行います。でんぷん米はでんぷんで出来ているためヌカが出ませんし、
たんぱく質調整米は、たんぱく質を除去する過程でお米をしっかり洗うので洗米する必要がありません。
その他にもパンや麺類など様々な商品があります
![たんぱく調整の食パンやうどん、餅](/navi/swp/wp-content/uploads/2017/09/tanpaku-guide-009-1.jpg)
(左から)
通常の食パンよりたんぱく質を1/25に減らしたパン
普通のうどんと比べてたんぱく質は約1/40なめらかな喉ごしのおいしいうどん
でんぷんを主原料としたおもち
関連コラム
たんぱく質を知ろう
>主食ランキング
その他の便利な商品を見てみよう
おかずの代替えとなる商品
たんぱく質を抑えながらエネルギーを強化した商品や食物繊維・コンニャクイモ抽出物などで肉の風味・食感を再現した商品など様々な商品があります。
![たんぱく調整のレトルト食品](/navi/swp/wp-content/uploads/2017/09/tanpaku-guide-0010.jpg)
エネルギーアップ
砂糖の代わりに使えます。エネルギーは砂糖と一緒ですが、甘味が少ないため砂糖よりも多くの量が使えます。
![エネルギーが足りないときに粉飴で補う](/navi/swp/wp-content/uploads/2017/09/tanpaku-guide-0012.jpg)
MCTは速やかにエネルギーになるため、消化吸収に優れた、脂肪になりにくい油脂です。様々な料理に使えます。
![様々な料理に使える油脂](/navi/swp/wp-content/uploads/2017/09/tanpaku-guide-0013.jpg)
参考資料:「栄養素キャラクター図鑑」田中朝明・蒲池桂子監修((株)日本図書センター)、腎臓機能を保つおいしい低たんぱく食レシピ((株)主婦の友社)、図解でわかる腎臓病 腎臓を守るおいしいレシピつき((株)主婦の友社)
腎臓病の食事療法はたんぱく質だけでなく、塩分・カリウム・リンの過剰摂取にも気をつける必要があります。
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