とろみ調整食品の必要性
なぜとろみをつけるの?
飲み込む機能が低下した方はお茶やみそ汁のような液体を上手に飲めなくなります。液体はのどを流れるスピードが速く、誤って気道に入り込みやすくなり、その結果むせてしまいます。液体にとろみをつけることで口の中でまとまりやすくなり、のどを流れるスピードがゆるやかになるため、「むせ」を防ぐことができます。とろみ調整食品の使い方
飲み物や液状の食品に、とろみ調整食品を入れ、すぐにかき混ぜる。
溶かしてから約2〜3分、とろみの状態が安定するまで待つ。
とろみの状態や温度を確認する。
※食品の種類や温度によってとろみの程度に差が生じる場合があります。
【動画】基本の使い方(トロミパワースマイル使用)
とろみがつきにくいときの対処法はこちら
ダマができないようにとろみをつけるコツ
スプーンを左右に往復させ、とろみ調整食品を散らすようにかき混ぜる。
乾いたコップに先にとろみ調整食品を入れておき、後から飲み物を勢いよく注ぐ。
スプーンの代わりに小型の泡立て器やフォークを使って混ぜる。
いずれの場合も、しっかりとろみがつくまで30秒は混ぜてください。
使用する前に専門家に相談を
食べる方によって適切なとろみの強さが異なります。また、とろみを強くつけすぎたものを食べると、のどに詰まる恐れがありますので、専門の医師・歯科医師・管理栄養士・言語聴覚士等に相談の上、適切にご使用ください。とろみ調整食品を使用することで、飲み込んだ飲食物が誤って気管に入り込むこと(誤嚥)を確実に防げるものではありません。
【お取り扱い状の注意】
粉のまま絶対に食べないでください。のどに詰まる恐れがあります。介護や介助の必要な方やお子様の手の届かないところに保管してください。
小冊子『初めてとろみをつける方に』
日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック院長 菊谷武先生監修により、初めてとろみをつける方に、とろみ調整食品の使い方のコツをわかりやすくご紹介しています。
(画像をクリックするとPDFが開きます。)