災害時の備え

非常時はこんなことに困る

地震や台風などの災害はいつどこで起こるかわかりません。いざという時のために、普段から備えておくことが重要です。
災害の種類や規模・地域にもよりますが、被害が大きい場合はライフラインも壊滅状態となります。
電気は比較的早く復旧する可能性が高いと想定されるものの、ガスや水道の復旧作業には1週間以上の時間を要することが想定されています。また物流機能が停止し、食料の供給が滞る可能性があります。
そのため、水や熱源となるカセットコンロ、食品などの備えが日頃から必要です。
さらに交通状況等によっては通院できず、いつも服用している薬が手に入らない場合もあるので、お薬手帳のコピーと薬の予備を準備しておきましょう。

【備蓄しておくと良いもの(例)】
  • 飲料水
  • 食料品
  • 衛生用品(ペーパー・袋・ウエットティッシュ・簡易トレイ等)
  • お薬手帳のコピー
  • 懐中電灯/電池
  • モバイルバッテリー/ラジオ
  • 軍手
  • カセットコンロ/ボンベ など
備蓄しておくと良いもの 飲料水 食料品 カセットコンロ 懐中電灯など

いつどこで起こるかわからない災害。備蓄品のチェックリストを作成し、日頃から備えておくことが大切です。


「ローリングストック」をして備えよう

被災地で支給される食事は一般の人が生き延びるのに必要なもので構成されているので、おにぎりやパン、カップ麺、バナナなどのたんぱく質や塩分、カリウムを多く含む食品が多いです。
腎臓病の方はそれらを長期間食べ続けるわけにはいかないので、臨機応変に食事療法が継続できるように、日頃からたんぱく質調整食品を備蓄しておくことが大切になります。

そこでおすすめしたいのが「ローリングストック」という方法です。
普段食べているものを少し多めに買っておき、食べたら食べた分だけ買い足し、常に一定量の食品を家に備蓄しておく方法です。
この方法であれば、賞味期限が長期間確保された食品でなくても備蓄しておくことができます。

ローリングストックは「備える」「食べる」「買い足す」で回転させながら備えること

ローリングストック

備えのメリット

買い忘れを防げる

いつもの商品が非常食代わりになる

備えのポイント

少なくとも2週間分の備えがあると安心。

調理できるように水、鍋、カセットコンロ、ガスボンベの用意も忘れずに。

備蓄品の目安として、食べ物・飲み物ともに最低3日分(9食・9ℓ)といわれています。
たんぱく質調整食品に限らず一般の食品も同じ方法で備蓄できるので、家族の分も同様にして、日頃から備蓄するように心掛けましょう。

備えておきたい「たんぱく質調整食品」

お湯があれば食べられる

カセットコンロ等でお湯を沸かせられれば、ごはんやおかずは容器ごと湯せんで温められます。
カップラーメンはお湯を注ぐだけで食べられます。
レトルトのおかずの中には温めずに食べられるものもあります。

お湯があれば食べられる食品も

そのまま食べられる

エネルギーが不足している時の補食としておすすめです。

参考:『要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド』農林水産省大臣官房政策課食料安全保障室
『おいしく食べて透析を遅らせる 腎臓病の食事療法とかんたん献立』酒井謙・志波郁子監修(池田書店)
一般社団法人 全国腎臓病協議会ホームページ http://www.zjk.or.jp/index.html全国腎臓病協議会ホームページへ
一般社団法人 日本気象協会 「知る防災」サイト https://tenki.jp/bousai/knowledge/stock/日本気象協会 「知る防災」サイトへ


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