適切なエネルギーの確保
エネルギーをしっかり摂ろう
神奈川工科大学 健康医療学部 管理栄養学科 教授 菅野 丈夫 先生にお伺いしました。
なぜエネルギーを摂る必要があるの?
一般の食品だけを使って低たんぱくの食事を作ろうとすると、主食もおかずも減らさなければなりません。すると、摂取エネルギーも減り、痩せてしまいます。さらにエネルギーが不足するとからだの中にあるたんぱく質が分解され、有害な老廃物が増えてしまいます。これはたんぱく質をたくさん摂ったときと同じ状態になるので、エネルギーをしっかり摂らないとたんぱく質を制限する意味がなくなってしまうのです。主食をしっかり摂って、
エネルギーを確保する
主食を低たんぱく質食品に替えると、主食の量を減らさずしっかりと食べられるので、摂取エネルギーも確保することができます。そのため、食事療法においては、主食に低たんぱく質食品を使うことが不可欠なのです。
主食からのたんぱく質を
0.2gに抑えた場合のエネルギー量

調理のひと工夫でエネルギーアップ
主食を低たんぱく質食品に替えてもエネルギーが不足してしまう場合は、調理方法にひと工夫加えてみましょう。

エネルギーアップのコツ
主食をでんぷん製品や低たんぱく質食品に替えてもエネルギーが足りない場合に、エネルギーを摂取するポイントをご紹介します。
糖質・脂質で補おう
砂糖、油脂類はたんぱく質をほとんど含まないため、エネルギー源として大いに活用できます。
砂糖の代わりに! 粉飴
エネルギーは砂糖と一緒ですが、甘味が少ないため砂糖よりも多くの量が使えます。
ご購入はこちら
調理法を変えよう
同じ食材でも調理法によって摂取エネルギー量は大きく変わります。
調理法を変えて賢くエネルギーアップしましょう。


●腎臓病について
栄養価計算がラクチン!無料でご利用できます!
